
私の事務所へお越し下さる相続の相談者が共通して抱えておられる不安があります。それは、「相続税がたくさん出て財産がなくなるのではないか」という不安です。実際にそのように相続税がたくさん発生することは少ないようです。しかし、ご本人は夜も眠れないくらいに悩んでおられるという話をよく聞きます。
この相続教室のページを読んでいただいて相続税のしくみを知っていただければ、少しでも不安が取り除かれ安心していただけるのではないかと思います。右サイドのボタンをクリックしていただければ、相続税の解説ページが出てきます。どれもよくあるケースで重要と思われるものを取り上げました。どうぞご覧ください。そして解決出来ない問題や取り除かれない不安がある場合には、お気軽に弊所までお電話いただければ嬉しいです。
財産の一覧表を作りましょう
まずは御自身の財産を把握することが大切です。預金がどれくらいあって土地をどれくらいもっているのか、確認しなければなりません。簡単なのは、市役所で固定資産の名寄せ帳を取り寄せることです。この固定資産の名寄せには御自身の土地と建物の全てが記載されています。財産が二つの市町村にある場合には、両方の市町村から固定資産の名寄せ帳を取り寄せなければなりません。その他株券や預金残高なども資料を取り寄せて確認します。
御自身の財産はだいたい把握されている方でも、一覧表にすると思ったより財産が多かったり、忘れていた土地があったりするものです。資料を基に正確な一覧表をつくって全体を把握することから始めます。
税理士に相談しましょう
財産の表が出来ましたら、次は相続税の計算をします。相続税がどれくらい発生するのかが分かったら安心出来ますよね。この計算は特例を適用したりしますので、一般の方がすぐに計算出来るものではありません。税理士に相談して計算してもらう方が早くて正確です。
司法書士に相談する方もみえますが、相続税の算出は税理士の方が詳しいはずです。司法書士は登記や遺言などに詳しいのです。まだ相続が開始していないのであれば、相続が実際に発生したらいくら相続税が出るのかシュミレーションするといいですよ。申告書を作るのではなくシュミレーションをして相続税額の発生を予想するのです。これをするだけでも随分と安心しますし、対策も考えることが出来ます。
遺産分割を考えましょう
誰にどの財産を承継させるのかを考えなくてはなりません。話し合いも早い段階から行う方が良い結果となることが多いと思います。死亡する直前に冷静に話あって遺産分割することは、なかなか難しいことです。
相続の話合いは、なんとなくしずらいので後回しにされる方も多いのですが、話ずらい問題だからこそ早めに時間をかけて話し合っておいた方がよいと感じます。
そして、問題が複雑化しそうなときには、遺言を作成しておくことも良い対策です。遺言で全てが解決するわけではありませんが、いざというときに役に立ちます。
節税対策を考えましょう
節税対策には生前に行うものと相続後に行うものとがあります。相続後の対策はそれほど多くなく限りがあるため、生前に対策をすることをお勧めいたします。もちろん合法的に節税対策をしていきます。上手くいけば相続税額を大きく減少させる場合もあります。少しでも多くの財産を承継させるために、早めに相続について考えていく必要があります。
納税資金対策を考えましょう
土地をたくさん持っているからといって、お金をたくさんもっているとは限りません。土地がたくさんあって多くの相続税が発生したけど、お金が足りなくて納税出来ないというケースもあります。残された遺族が納税に困らないように納税資金を作っておかなければなりません。
このように相続では、多くのことを考えて準備しておかなければなりません。次のページにも相続の内容が続きます。ぜひお読みになって相続に関する知識を増やしてください。

