リスク管理(守りを固めてから挑戦)
リスク管理ってどんな意味だと思いますか?この場合のリスクとは、会社が将来被るかもしれないリスクを指します。そして、税理士事務所がお客様のリスクを管理することが大切になってきます。
税理士事務所は税金の計算をするだけ・・・とお思いの方も多いと思いますが、お客様の経営数値を把握しているからこそ、将来のリスクも予想出来るんですね。
1.運転資金は確保出来ていますか?
経営者の死亡により会社の売上が減少することがあります。ファミリー経営の場合には、その経営者の顔で取引することが多いからです。
この場合には、固定費が重くのしかかってきます。例えば、買掛金が支払えなくなったり、家賃やリース料が負担になったりします。資金繰りが苦しくなってくるんですね。
また、給与支払いが遅れると従業員の士気は大きく低下しますので、給与の財源確保は特に重要となります。
このような場合に備えて保険に入っておくことが有効です。
2.借入金は返済出来ますか?
社長の退職や死亡によって経営者が交代する場合があります。その経営者の交代により金融機関からの信用が低下すると、次のようなことが起こる場合があります。
- 新規借入の金利や手形取引の条件が厳しくなる
- 新規借入そのものを断られる。
- 担保の追加提供を求められる。
- 借入金の返済を求められる。
上記のようなケースに備え保険に入ります。
3.ご家族へ退職金を支給出来ますか?
もし経営者が死亡した場合には、残されたご家族のためにも確実に退職金を支給出来るようにしておく必要があります。
例えば、以下のようなケースに退職金が必要になってきます。
- ご家族の生活資金や、お子様の教育資金・結婚資金が必要
- 事業承継や相続の観点からも退職金は貴重な財源
上記のようなケースに備えて保険に入ります。
1から3の事例でもお分かりのように、会社には目に見えないリスクが潜在的に存在しております。思い切った企画や戦略もリスクをしっかり見据えて守りを固めているから出来ることだと思います。
会計では保守主義の原則というものがあります。これは、会計処理を行ううで、なるべく安全な方法を選択して低めに物事を評価していこうという考え方です。一見消極的な姿勢に見えますが、そうではありません。リスクをしっかり管理することによって堅実で安定的な経営をすることにより、それを土台に新たなことにチャレンジ出来るのです。
安心できる状態があるからこそ、思い切った挑戦が出来るんですね。


